
韓国慶尚北道金泉で、車体に旭日旗を貼り付けて走行するベンツ車両が再び目撃され、物議をかもしている。
オンラインコミュニティ「ボベドリーム」のインスタグラムに9月17日、金泉で撮影された白色のベンツSUVの写真が掲載された。車体には旭日旗が複数貼られており、利用者から「日本へ行け」「大韓民国でこんなことしてもいいのか」など批判的なコメントが殺到した。
この車両は2024年5月、6月、8月にも各地で目撃されたとみられる。当時の目撃者によれば「我慢できず窓を開けて抗議したら報復運転をされた」との証言もある。
誠信女子大学のソ・ギョンドク教授は「怒りを示すだけでなく、強力な処罰法を制定して再発を防ぐべきだ」と主張し、「こうした非常識な行為が繰り返されることは、日本による旭日旗使用の口実を与えることになる」と警鐘を鳴らした。
旭日旗は第二次世界大戦期に日本が使用した軍旗であり、日本の軍国主義を象徴するものとされる。ソウル市の条例「日本帝国主義象徴物の使用制限に関する条例」では、旭日旗など帝国主義を象徴する旗や造形物を公共の場で展示・販売することを禁じている。ただ条例であるため法的拘束力が弱い。
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