2025 年 9月 22日 (月)
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安全予算だけで31億ウォン…韓国ハンファ、ソウル花火大会の最終準備に大忙し

ソウル世界花火大会=ハンファ(c)KOREA WAVE

韓国大手財閥ハンファグループの代表的な社会貢献活動「ソウル世界花火大会2025」が最終準備段階に突入した。

韓国メガ・ニュース(MEGA News)のリュ・ウンジュ記者の取材によると、ハンファグループは、キム・スンヨン会長が強調する「共に、遠くへ」という社会貢献の哲学を基に、2000年から毎年、ソウル世界花火大会を開催してきた。約100億ウォンの投資費用と数千人に及ぶハンファのボランティアが参加するこのイベントは、地域経済を活性化させ、海外観光客を誘致するなど、文化的・経済的な価値を創出するソウルの都市資産として定着している。

ハンファは2025年のソウル世界花火大会に、韓国のために尽くしてきた国家有功者や遺族約300人を特別招待する。国民の安全で大切な日常のために犠牲を払った人々を記憶し敬意を表すことで、企業の社会的責任を果たし、より意義深い花火大会にする。

また、イベント当日の午前からは、ハンファグループ系列会社をはじめとするさまざまな企業が参加する広報ブースやイベントを通じて、文化的な祭典としての雰囲気を作り出す。

ハンファは、ソウル世界花火大会の成功のために、安全と環境を最優先とする方針を掲げ、万全の準備を整える。

まず、今年は「共に、遠くへ」という哲学に基づき、すべての花火が双子(デカルコマニー)型で展開され、より多くの観覧客が広範囲で鑑賞できるようになる。元曉大橋を中心に、麻浦大橋(西側)方面と漢江鉄橋(東側)方面の両区域で演出される花火は、従来観覧客が集中していた汝矣島や二村洞、鷺梁津洞だけでなく、麻浦区一帯や仙遊島公園にまで観覧客を分散させ、混雑を軽減し、安全性向上に大きく寄与すると見込まれている。

大規模な人波が集まるソウル世界花火大会の特性を考慮し、安全管理人員も過去最大規模に拡充される。ハンファの役職員ボランティア約1200人を含む、総勢約3700人の大規模な安全管理および秩序維持要員が投入される。昨年より8.7%増だ。安全関連の人件費、安全物品の製作など、純粋な安全管理のためだけに約31億3000万ウォンが投入される。

通信会社のデータを基に混雑度を可視化したスマート安全管理システム「オレンジセーフティ」も運営される。総合状況室のスクリーンおよび安全管理者用モバイルアプリを通じて、リアルタイムで人波の密集度や安全要員の配置状況を把握でき、それを活用して人流の分散を誘導する。さらに、人波が密集する区域には24台の防犯カメラが設置され、状況室からリアルタイムでモニタリングする。

(c)KOREA WAVE

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