
共働きにもかかわらず、家事や育児にはほとんど関わらず、毎日のように酒を飲む夫に苦しんでいるという韓国の30代女性の相談が紹介された。
JTBC番組「事件班長」によると、結婚10年目で二児の母親である女性は「夫は交際当時から酒好きだった。妊娠中も毎日酒を飲み、出産後も育児を手伝わず飲み続けた」と語った。
時には一緒に飲むこともあるが、翌日の子どもの登園準備のため断ると「それぐらい何が大変だ」と不満を漏らすという。夫は普段はある程度節制できても、友人と会うと制御が効かず「手綱の切れた子馬」のように飲み過ぎる。
夫は交代勤務で夜勤が多く、妻が「控えてほしい」と言うと「仕事がつらいから酒だけが癒しだ」と主張。家で休む時も酒ばかり飲み、掃除・洗濯・料理・育児はすべて妻が担い、夫がするのは食べ残しの処理程度だ。
家事を頼むと「食洗機や洗濯機、乾燥機があるじゃないか」と拒み、一度だけ手伝った皿洗いも不十分で妻がやり直す羽目に。その後は「どうせ君がやり直すんだからやらない方が助けている」と居直ったという。
妻は「私も毎日働いているのに、家事は全く手伝わず酒ばかり飲む夫を放っておいていいのか」と悩みを吐露した。
これに対し、番組のヤン・ジヨル弁護士は「自制できないならアルコール中毒の可能性があり、治療が必要な段階だ」と指摘。心理学者のパク・サンヒ教授も「共働きで妻が家事と育児を一人で担っている。夫婦関係が良好になるはずがない」と懸念を示した。
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