
韓国・釜山市内の中学校8校に9月8日、「爆発物を仕掛けた」との脅迫ファクスが相次いで届き、生徒や教職員数百人が避難する騒ぎとなった。警察が捜索したが爆発物は発見されなかった。
釜山警察庁によると、同日午前10時13分ごろ、北区のある中学校に爆破を予告する内容のファクスが送られたとの通報が112(日本の110番)に入った。警察は直ちに現場へ出動し、生徒と教職員約560人を避難させた。その後、校舎内外をくまなく捜索したが異常は見つからず、午前11時50分に状況を終結した。
同じ時間帯に水営区の中学校にも同様のファクスが届き、警察官30人余りが出動したが、やはり爆発物は発見されず午前11時10分に事態は収束した。さらに影島区、海雲台区、東区、江西区などの中学校にも同様のファクスが届き、この日だけで計8校が標的となった。
警察関係者は「今回のファクスも最近相次ぐ日本発の爆破脅迫と内容が酷似していた。幸い現場に異常はなかった」と説明した。
釜山では8月29日にも東区と南区の高校に日本発信の爆破脅迫ファクスが届き、生徒ら約1000人が避難する事態が発生していた。さらに6日には機張郡のテーマパークに同様の脅迫メールが送られたとされる。
(c)NEWSIS