2025 年 9月 9日 (火)
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ソウル訪れた医療観光客100万人突破…医療費支出は1兆2000億ウォン

9月3日、夜間公開が始まった景福宮を訪れた外国人観光客(c)news1

ソウルを2024年に訪れた外国人医療観光客が過去最大の100万人近くに達し、関連医療費支出は1兆2000億ウォンに上った。前年(47万3340人)の2.1倍、パンデミック前の2019年(32万284人)と比べても3.1倍以上の増加である。

保健福祉省と韓国保健産業振興院が9月4日に発表した「2024年外国人患者誘致現況」によれば、昨年は202か国から117万467人が韓国を訪れ、このうち99万9642人がソウルの医療機関を利用した。

外国人患者が海外発行のクレジットカードでソウルの医療機関に支払った医療費は計1兆2000億ウォンで、全国1兆4000億ウォンの85.7%を占めた。

診療科別では、美容整形外科が66万5382人(64.2%)で最多、次いで皮膚科13万1541人(12.7%)、内科8万1181人(7.8%)の順だった。地域別では江南区37万7073人、瑞草区28万8475人、麻浦区12万4447人、中区12万222人、松坡区1万5511人と、上位5区で全体の約92%を占めた。

ソウル市は急増の要因として、外国人診療機関の拡大、通訳コーディネーターなど支援体制、PR・マーケティング強化を挙げた。また国内最大規模の医療観光ビジネス商談会「ソウル医療観光国際トラベルマート」が、世界のバイヤーに韓国医療の優秀性を広める役割を果たしているとも評価される。

(c)news1

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