2025 年 9月 9日 (火)
ホーム経済不動産“10億ウォンの差益”ソウル松坡区の再開発マンションに殺到…1次抽選に7万人、競争率632倍

“10億ウォンの差益”ソウル松坡区の再開発マンションに殺到…1次抽選に7万人、競争率632倍

ソウル市松坡区の再建築マンション「蚕室ルエル」完成予想図=ロッテ建設提供(c)news1

ソウル市松坡区の大規模再開発マンション「蚕室ルエル」の一般分譲1次募集に、約7万人が殺到した。6月27日の融資規制強化以降、江南圏で初めて登場した物件として注目を集め、「江南不敗」と言われる住宅需要が如実に示された。

韓国不動産院の申込システムによると、2025年9月1日に実施された1次抽選の平均競争率は631.6倍に達した。

蚕室ルエルは全体で1865戸が供給される。このうち一般分譲分は面積別に45㎡23戸、51㎡7戸、59㎡B型43戸、74㎡B型21戸、74㎡C型16戸が割り当てられた。

中でも59㎡B型は3万2755件の応募があり、761.7倍という最高競争率を記録した。74㎡B型にも1万4516人が申し込み、最終的に110戸の募集に対し6万9476人が殺到した。

販売価格は価格上限制の適用を受け、専有74㎡型で約18億ウォン(約2億円)。一方、近隣の「蚕室レミアンアイパーク」74㎡分譲権は先月31億ウォンで取引されており、入居時には10億ウォン以上の差益を得られるとの期待が投資熱を後押しした。

住宅ローン上限が6億ウォンに制限される中でも、価格上昇への確信から多くの申込者が集まった形だ。特に「江南不敗」との信念が依然として市場に強く作用している。

なお、8月29日に実施された特別供給(106戸)には3万6695人が応募し、平均346.2倍の競争率を記録した。今回の1次分を合わせると、延べ10万人を超える申込者が集まったことになる。

(c)news1

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