
韓国警察庁は8月22日、公式YouTubeチャンネルに「賭博場現場急襲」というタイトルの映像を公開した。映像には、警察が6月17日、済州島・西帰浦の市場内の公園で賭博をしていた一味を検挙する場面が収められている。
一味は真昼間の公園のど真ん中でユンノリ賭博を続けていた。ユンノリ盤の駒を動かす係の男がいて、その周囲には見物人が群がった。ゲームの結果に応じて現金がやり取りされていた。
やがて金銭をめぐって口論が殴り合いへと発展した。互いに胸ぐらをつかみ合い殴り合う中、一人の男が突如、席を外したかと思うと、上半身裸になり角材を手に再び登場し人々を威嚇した。腕や脚に入れ墨をしたこの男は、実際に他の男性の頭を殴りつける暴力をふるった。

現場で証拠を押さえるため潜伏していた警察は即座に制圧に乗り出した。この過程で一部の容疑者が抵抗する場面も確認された。
西帰浦警察によると、容疑者は計9人。このうち70歳の男ら7人は、ユンノリの勝者2人を予想させて金を賭けさせる手口で賭博を開帳した疑いが持たれている。検挙時には358万ウォンの掛け金を前に賭博をしていたとされる。
警察によれば、この1年間に、酔客やホームレスらが公共の場で賭博をしているとの通報が100件以上寄せられた。しかし出動時には容疑者が逃走したり証拠を隠滅したりして摘発が困難だったという。
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