
ソウル市は8月20日、外国人観光客の増加に対応して宿泊業の競争力を強化するため「2025年 優秀ソウルステイ(Seoul Stay)」に選んだ18軒の宿泊施設を発表した。施設の衛生・安全・地域住民とのコミュニケーションなどを総合的に評価し、最大500万ウォン(約56万円)を支援する。
ソウルステイは、外国人都市民泊や韓屋(ハノク)体験宿泊業など、ソウル市に登録された代替宿泊ブランドで、現在約670軒が登録されている。今回の公募では63軒が応募し、約3.5倍の競争率となった。選定された宿泊施設には「楽古斎(ラッコジェ)ソウル北村賓館(プクチョンビングァン)」「徳宣斎(トクソンジェ)」「フッソクハムケジプBNB」「ララゲストハウス」などが含まれる。
審査は書類審査(一次)と現地訪問審査(二次)があり、▽施設の管理状態、衛生・安全性▽顧客サービスの質▽宿泊施設の独自性▽地域社会や業界への貢献度――といった項目を総合的に評価した。
また、騒音管理や生活ゴミの排出、地域住民とのコミュニケーションなども審査基準に含まれた。なお、過去に3回以上選定された施設は除外され、新規施設の選出機会が拡大された。
選定された施設には、インテリア改善や安全設備の強化などに活用できる最大500万ウォンの支援金が提供される。また、外国人体験団との連携やSNSを通じた広報マーケティングの支援も受けられる。
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