2025 年 8月 22日 (金)
ホーム社会韓国のテコンドー選手、交際女性の顔を蹴るという「あってはならない」暴行

韓国のテコンドー選手、交際女性の顔を蹴るという「あってはならない」暴行

JTBC「事件班長」(c)news1

交際中の男性から顔を蹴られるなどの暴行を受けた20代女性の被害映像が公開され、韓国社会に衝撃が広がっている。加害者はテコンドー選手で、事件後には被害女性の自宅に無断で侵入し、「謝罪するから来てくれ」とメッセージを送っていたことも明らかになった。

韓国JTBCの番組「事件班長」が8月14日報じたところによると、事件は2025年8月2日の夜に起きた。交際して約1年6カ月になる30代のテコンドー選手の男性と被害女性は、知人との集まりに出席していたが、会の途中で言い争いとなった。

その後、男性は店を先に立ち去り、被害女性も気まずい雰囲気のまま外に出た。言い合いが続く中、被害女性がその場を離れようと背を向けた瞬間、男性は被害女性の襟首をつかんで強く引き寄せ、被害女性のTシャツが破れたという。

さらに、被害女性が通報しようとスマートフォンを手にすると、それを奪って地面に投げ捨て、帽子を蹴り飛ばした後、被害女性の顔を足で蹴りつけ、そのまま立ち去った。

被害女性は「助けて」と叫びながら苦しんでいたところ、通りがかった市民の助けで病院に搬送された。鼻血が止まらず、視界がぼやけ、歯も揺れるなどの外傷を負い、後に眼窩底骨折と診断された。

この男性は日頃から強い執着を見せており、位置情報追跡アプリで被害女性の行動を監視していたという。

事件から数時間後、男性は被害女性の家に無断で侵入し、部屋の内部を撮影した写真を被害女性に送り、「俺がひざまずいて謝るから。すぐに来てくれ」とメッセージを送ってきた。

被害女性は「もし自宅に戻っていたら、もっとひどく殴られていたと思う。家に入るには3つの暗証番号が必要で、彼には教えたことがない。おそらく私が入力するのを隣で見ていて覚えたのだろう」と語った。

被害女性は現在、暴行の後遺症と加害者による報復への不安から、日常生活が困難なほどの深刻なトラウマを抱えている。

警察は被害女性の周辺に対する警戒を強化し、スマートウォッチを支給するなどして保護措置に全力を尽くすとしている。

(c)news1

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