2025 年 8月 20日 (水)
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韓国・尹前大統領、手錠姿で眼科診療「失明の危機」…法務省反論「必要な施術、受けている」

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領(c)news1

韓国法務省は8月16日、ソウル拘置所に再収監中のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領が失明の危機にあるという主張について、「必要な施術を受けられず失明の危機にあるというのは事実と異なる」と発表した。これに対し、ユン前大統領側は「病院が『必ず定期的な施術を受ける』よう強調していた」と反論している。

法務省は同日午前の報道資料で、「ユン前大統領に対し、翰林大学聖心病院で2度にわたって外部診療を許可するなど、収監者に認められた範囲内で必要な医療処遇をすべて提供している」と強調。「失明の危機という主張は事実と異なる」と述べた。

ユン前大統領は13日と14日の2日間にわたり翰林大学聖心病院を訪れ、眼科診療を受けた。その際、手錠や電子足輪を装着していたという。

法務省はこの対応について、「外部診療に出る際に収監者に対し手錠などの措置を取るのは関係法令に定められた通常の措置だ」と説明した。

さらに、「ソウル拘置所はユン前大統領が入所した後、新入者健康診断を実施し、健康状態を確認した。健康権の保障のために適切な医療処遇を提供しており、一部で主張されているように眼疾患を含めた健康状態が非常に悪いとは判断しがたい」と付け加えた。

これに対し、ユン前大統領側は「糖尿病性網膜症と診断され、3カ月にわたって関連施術を受けられず失明の危機が高まっている」と主張。さらに「失明の危機に関するソウル大学病院の診断書はすでにソウル拘置所と裁判所に提出しており、翰林大学病院でも定期的な施術が必要と強調された」と反論した。

また、「法務省が言及する『健康に異常なし』という評価は、拘置所入所時の状態であり、現在の健康状態を示すものではない」と述べた。

(c)news1

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