
海外の主要ラグジュアリーブランドが韓国で食飲料(F&B)分野に進出し、消費者との接点拡大に力を入れている。
ルイ・ヴィトンは9月1日、ソウル市江南区清潭洞にある「ルイ・ヴィトン メゾン ソウル」内に常設レストラン「ル・カフェ・ルイ・ヴィトン(Le Café Louis Vuitton)」をオープンする。予約はすでに8月18日午後からアプリ「キャッチテーブル」で受け付けを開始した。
今回のカフェはルイ・ヴィトンが韓国内で初めて展開する常設の美食空間で、これまでのポップアップ形式から一歩踏み込んだ展開となる。料理監修は韓国人シェフのユン・テギュン氏が務め、韓国的要素を取り入れた独自メニューを提供する。
代表メニューは▽ビーフ餃子(4万8000ウォン=約5100円)▽柚子シーザーサラダ・エクリプスチキン(4万ウォン=約4260円)▽洋梨シャルロット(2万9000ウォン=約3100円)――など。
また、レストラン内部には文化的なインスピレーションを得られるよう、キュレーターが選んだ書籍やシェフ自身が推薦する料理関連書籍、さらにルイ・ヴィトンエディションの旅行・スタイルシリーズなどが並ぶ。
ルイ・ヴィトンをはじめとするラグジュアリーブランドが韓国でファッションを超えたF&B事業を拡大している。エルメスは「カフェ マダン」を、クリスチャン・ディオールは清潭と聖水で「カフェ ディオール」を運営中。イタリアのグッチも「グッチ オステリア ソウル」を展開しており、各ブランドがレストランやカフェを通じてマーケティング効果と顧客接点を強化しているとの分析が出ている。
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