2025 年 8月 16日 (土)
ホーム社会「犬肉スープある?」外国人のひと言に激怒…韓国料理店主の“愛国心”が招いた賛否両論

「犬肉スープある?」外国人のひと言に激怒…韓国料理店主の“愛国心”が招いた賛否両論

写真は記事の内容とは関係ありません(c)NEWSIS

カナダで韓国料理店を営むある夫婦が、顧客対応をめぐって意見が食い違い、営業に影響が出ているというエピソードが紹介され、議論を呼んでいる。

韓国のテレビ番組JTBC「事件班長」で8月11日、50代女性がカナダで夫とともに経営している韓国料理店での出来事が伝えられた。

女性によると、常連であり韓国滞在歴も長いカナダ人の男性客が来店し、入店するなり「ボシンタン(補身湯=犬肉スープ)はある? 韓国では夏に食べるんだろう?」と大声で尋ねたという。

これに対して夫は即座に怒りを露わにし、「あなたのような客はいらない」と言い放ち、退店を求めた。客が「申し訳ない」と謝罪しても、夫は頑として受け入れなかったという。

その数日後、この客が再び来店を試みたが、夫はまたしても入店を拒否した。

女性は「夫は以前から、店で日本人客が『キムチ』を『キムチィ』、ナムルを『ナムルゥ』と発音すると、必ず正しい韓国語を言い直させていた」と語る。

「もちろん夫の姿勢は理解できるが、こんなに景気が悪い時期に、その“愛国心”が商売の妨げになっているようで、複雑な気持ちになる」とも吐露した。

韓国のある心理学者は「その客が韓国文化に精通していたのなら、ボシンタンが微妙な話題であることも承知のはず。あえて口にしたのなら、皮肉や軽視の意図があった可能性もある」と分析。「その場で我慢するよりも、自尊心を守るために断った店主の対応も、一理ある」と語った。

このエピソードに対し、韓国のネット上では「長く韓国に住んでたなら、ボシンタンを出す店が減ってることも知ってるはず。わざわざ言う必要があったのか?」「夫の対応は感情的すぎるけど、間違ってはいない」「サービス業である以上、ある程度は受け流すべきだ」など、さまざまな意見が飛び交っている。

(c)NEWSIS

RELATED ARTICLES

Most Popular