
韓国のSNSやインターネット掲示板などで8月2日に共有された「保護者による教権侵害の苦情事例集」で、小学校教員が保護者から「夫婦げんかを止めてほしい」と要請されたエピソードが注目を集めている。
それによると、教員は「普通の一日が保護者からの一本の電話で一変した」と語り始めた。電話の相手は児童の母親。「いま夫とけんかしているんです。先生がうちの夫を止めてくれませんか?」と依頼されたのだという。
教員が「なぜ、それを私に?」と問うと、母親は「子どもが学校に通っているじゃないですか。教師なら介入するべきでしょ」と主張。拒否すると、母親は「じゃあ、学校はうちの子を守ってくれないのか」「なぜ止めないのか」「無責任だ」と30分以上も怒鳴り散らした。
この投稿に関し、他の教員も「深夜1時に同様の電話を受けたことがある。姑とけんかして家を出たら、今度は夫と口論になったそうだ。電話する相手が担任しかいないと泣きながら話していた」と反応した。
また別の教員は「息子がいじめられているという苦情が実は、誕生日パーティーに招待されなかったという話だった。学校や教育庁にまで苦情を入れ、そこまでいくと滑稽(こっけい)でさえあった」と述べた。
インターネット上では「この事例集は低血圧の治療に使えるレベル」「なぜこんな非常識がまかり通るのか」「子ども同士ではなく、まさかの夫婦原価。正気じゃない」といった声が相次いだ。
(c)news1