2025 年 8月 11日 (月)
ホーム社会体感温度40度でも扇風機NG?…韓国・マンション警備員の“風すら奪う”住民に批判殺到

体感温度40度でも扇風機NG?…韓国・マンション警備員の“風すら奪う”住民に批判殺到

写真は記事の内容とは関係ありません(c)news1

連日の猛暑に襲われている韓国・京畿道富川市(キョンギド・プチョンシ)で、マンションの警備員が入居者から「警備室の扇風機を使うな」と苦情を受けた。住人の会社員が7月31日、オンラインコミュニティで非人道的なクレームに非難の声を上げた。

投稿によると、警備員がエレベーター内に貼った書面には「警備室にはエアコンもなく、暑さをしのぐために扇風機を使っているのに、それすらも片付けろという住民がいる。警備員が勤務できる最低限の環境を整えてほしい」とあった。

警備員によると、このクレームは共用電気料金が高くなるという理由で出されたという。

会社員は「体感温度が40度を超える中、扇風機すら使わせないのは非人道的だ。年配の警備員たちが過酷な勤務の中で、せめて風にあたることに何の問題があるのか」と憤った。

この投稿が拡散したことで、他の入居者が同じエレベーター内に「最低限の勤務環境の保障は思いやり以前の問題。パワハラはやめよう。警備員の皆さん、いつもありがとうございます」と貼り紙を出す動きも出ている。

韓国の共同住宅の設計や管理基準に関する規定では、警備員ら共同住宅管理業務従事者に対する休憩スペースの設置は義務付けられているが、エアコンの設置義務はない。

気象庁は「全国で最高体感温度が35度前後まで上昇する非常に暑い日が続き、熱帯夜も多い。健康管理に注意が必要だ」としている。

(c)MONEYTODAY

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