2025 年 8月 8日 (金)
ホーム社会韓国・SNSを席巻した「凍った漢江を歩く猫」…撮影記者と3年越しの再会

韓国・SNSを席巻した「凍った漢江を歩く猫」…撮影記者と3年越しの再会

「凍った漢江の上を猫が歩いています」として話題になった「コンニャンイ」=MBN放送画面(c)MONEYTODAY

「凍った漢江(ハンガン)の上を猫が歩いています」――この言葉と映像で一躍有名になった韓国の“ミーム猫”の近況が伝えられ、SNSで再び注目を集めている。ミーム(Meme、画像ネタ)誕生から約3年、猫を撮影した記者が当時の猫を再び発見し、最終的に自宅へ迎え入れたという。

このミームは、2021年12月27日に韓国MBNが「地下鉄駅のスプリンクラー凍結事故」を伝えるニュースの中で放送されたもので、41年ぶりの寒波を報じる映像中、ソウル市の漢江にあるトゥクソム漢江公園を一匹の猫が歩く姿に、「凍った漢江の上を猫が歩いています」とのナレーションが重なったことから誕生した。

のちにこのフレーズと猫の動きがネットユーザーにより音楽やダンスとともに拡散され、TikTokやYouTubeなどで「コンニャンイ」として一種の“チャレンジ”コンテンツにまで発展した。

猫を実際に撮影したMBN映像記者は、8月4日に自身のYouTubeチャンネルを通じて「コンニャンイ」の近況を報告し、「あの猫を発見してから、家に迎えて『コンコン』という名前をつけた」と語った。

記者によると、撮影当時は後輩のスタッフが猫の存在を知らせてくれたという。その後、あるオンラインコミュニティで「猫はいまもトゥクソム漢江公園で見かける」という書き込みと写真を見て、公園に向かった。

韓国の厳しい冬を2度も越えたことから、生きている可能性は低いと半ば諦めていたが、公園を歩いていると、特徴的な黄色の毛並みと体の斑点を持つ“あの猫”に偶然出会ったという。

記者は毎晩フードやおやつを届けるうちに情が湧き、ついに自宅へ連れて帰る決心をした。

記者は「生き物の命の重さを改めて感じた。YouTubeに再会までの過程をまとめた映像をアップした。これからもコンコンの様子を伝えていきたい」と語った。

(c)MONEYTODAY

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