2025 年 8月 10日 (日)
ホーム社会「汚いのがカッコいい」…韓国・猛暑でも風呂を拒否する中学生娘、実は“うつ”のサイン?

「汚いのがカッコいい」…韓国・猛暑でも風呂を拒否する中学生娘、実は“うつ”のサイン?

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韓国で、猛暑にもかかわらずシャワーを全く浴びない中学1年の娘に悩む母親の訴えが紹介された。心理専門家は「思春期うつ病の兆候かもしれない」と指摘し、心理検査の必要性を助言した。

5日に放送された韓国JTBCの報道番組「事件班長」では、中学1年生の娘を持つ40代の母親の相談が取り上げられた。

相談によると、娘は昨年11月に「風呂に入らない人々」を紹介するギネスブックの動画を見たのをきっかけに、「汚いのがカッコいい」と語り、シャワーを拒否し始めたという。その後、今年3月の中学校入学前に一度だけシャワーを浴びたきり、8月現在に至るまで約5カ月間、一度もシャワーをしていない。

母親は「体が細くてあまり汗をかかないのは事実だが、本人は不快さも感じていない様子だ。『風呂に入らないのは個性』『入らない権利がある』と堂々と言っている」と語った。

母親はさらに「同じ部屋で寝ると匂いで辛く、朝起きるとシーツに皮脂汚れがべったり。掃除するのが大変だ」と嘆いたうえで、「本人は『汚い』という言葉を聞いても笑って『面白い』と言う」と述べた。

一方で、洗顔や歯磨き、髪は毎日洗っており、「食べ物が唾液に触れるのが嫌だと、おかずも別々に食べるなど、潔癖な面もある」とし、「夫は“潔癖症よりはマシ”と放っておこうというが、私はどうすればいいかわからない」と困惑している。

この相談に対し、韓国オープンサイバー大学相談心理学科のパク・サンヒ教授は「子どもがなぜそのような行動を取るのか、まずは原因を探る必要がある」と指摘。「一部の子どもは感覚過敏や鈍感による“感覚処理の困難さ”を抱えていることがある」と説明した。

さらに「思春期のうつ病は、大人とは異なり反抗的な態度や無気力として現れることが多い。心の中にあるストレスをどう表現すればよいのか分からず、こうした形で表面化する場合がある」と述べた。

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