2025 年 8月 4日 (月)
ホーム経済流通スニーカーマニアの「聖地」に…韓国ムシンサ、ソウルに旗艦店オープン

スニーカーマニアの「聖地」に…韓国ムシンサ、ソウルに旗艦店オープン

「ムシンサストア江南店」(c)MONEYTODAY

韓国のファッションプラットフォーム最大手であるムシンサ(MUSINSA)が、オフライン店舗展開を本格化させる一環として、ソウル・江南に新たな編集型ショップ「ムシンサストア江南店」をオープンした。弘大(ホンデ)、聖水(ソンス)、大邱(テグ)に続く4番目の直営店舗で、2024年の「聖水@テリム倉庫」以来、約1年ぶりの新店舗だ。

この店舗は江南大路沿いに位置し、地下1階から地上2階までの約354坪(約1170㎡)の規模で展開され、計130ブランド、約6000点の商品を取り扱う。7月31日にはメディア向け説明会が開かれ、翌8月1日に営業を開始した。

ムシンサが江南を選んだ背景には、1日平均30万人にも達する高い流動人口がある。若年層から会社員、外国人観光客まで幅広い層が集まる江南の特性を活かし、Kファッションの最新トレンドを発信する「ハブ」として位置付ける戦略だ。

本店舗の最大の特徴は、「ターゲット別コンセプトキュレーション」にある。「ムシンサ・ヤング」「ムシンサ・ガールズ」「ムシンサ・フォーウーマン」「ムシンサ・ワーク&フォーマル」など、顧客層に応じた空間分けがなされている。地下1階はオフィスルックやアメカジ、1階はユニセックスや女性向けブランド、2階は25~35歳女性をターゲットにしたコンテンポラリーファッションが中心だ。

1階中央には、スニーカーマニアの「聖地」となるであろう巨大な「シューズウォール」があり、670点以上のスニーカーを厳選して展示。人気モデルを中心に、先行販売や限定商品なども取り扱っている。

入店ブランドのうち、約100ブランドが韓国ブランドで、その8割以上が実店舗を持たない新興・中小デザイナーブランドで構成されている。オンライン中心のブランドを一堂に集め、実際に手に取れる「Kファッション発掘の場」としての役割を担う。

さらに、外国人観光客への配慮もあり、商品説明は日・韓・英・中の4カ国語で表記。タックスフリー対応も完備されている。ムシンサによると、既存の聖水店・弘大店では訪問客の半数以上が外国人であったことから、江南店でもグローバル需要に応える。

開店記念として、8月1日から3日間にわたり、アシックスとデンマークのデザイナー、セシリエ・バンセンによるコラボ「ゲル-キュムラス16」、クロックス×ムシンサのデニムクロッグなどがオン・オフラインで初公開されるほか、ナイキ、アシックス、プーマの人気スニーカーも順次発売される。

(c)MONEYTODAY

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