
韓国の格安航空会社(LCC)エアプサンが7月29日、仁川国際空港での搭乗ターミナルを第1旅客ターミナル(T1)から第2旅客ターミナル(T2)に移転した。これにより、乗客の分散と空港の混雑緩和が期待されている。ただ、誤ってT1に向かう乗客の混乱も予想される。
この措置は、大韓航空とアシアナ航空の統合に伴い、傘下となったエアプサンがT2に移る形となったもの。航空業界によると、今後アシアナ航空やエアソウルもT2へ移転予定。アシアナ航空は2026年1月中旬の完了を目指している。
エアプサンの仁川発便を利用する乗客は、T2のE11~E20カウンターでチェックイン手続きを進め、その後、東側270~290番ゲートから出国する流れとなる。エアソウルは2025年9月9日からT2に移り、E1~E10カウンターでのチェックインを開始する予定だ。
ただ、アシアナ航空は所属する航空連合(スターアライアンス)と大韓航空(スカイチーム)の違いから移行に時間を要している。また、T2にアシアナ航空専用のラウンジが現時点で存在しないことも、乗客への不便要因として懸念されている。
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