2025 年 8月 2日 (土)
ホーム社会韓国・65歳以上が初の1000万人突破…1人暮らしは804万世帯に拡大

韓国・65歳以上が初の1000万人突破…1人暮らしは804万世帯に拡大

統計庁のキム・ソヨン人口総調査課長(c)NEWSIS/MONEYTODAY

韓国における65歳以上の高齢人口が2024年11月時点で初めて1000万人を突破し、人口全体の19.5%を占めた。1人暮らし世帯も804万世帯を超え、人口・家族構成ともに大きな変化が進んでいる。

韓国統計庁が2025年7月29日に発表した2024年の人口住宅総調査によると、2024年11月1日時点の韓国の総人口は5180万6000人で、前年より3万人(0.1%)増加した。2021~2022年には人口減少が見られたが、2023年以降は外国人の流入によって増加傾向に転じた。2024年は内国人が7万7000人減少した一方、外国人は10万8000人増加し、初めて外国人人口が200万人を超えた(204万3000人)。

統計庁は「雇用許可制の拡大や留学生の流入により、移民を基盤とした人口構造の変化が本格化している」と分析した。

中でも注目されるのは、高齢人口の急増だ。65歳以上は1012万2000人で、統計開始以来初めて1000万人を突破した。これにより、高齢者が人口全体のほぼ5人に1人となったことになる。

一方、15~64歳の生産年齢人口は3626万3000人(70.0%)で、2018年のピークを境に減少が続いている。0~14歳の年少人口は542万人(10.5%)で、前年比3.5%の減少となった。中位年齢は46.2歳で前年より0.6歳上昇し、少子高齢化の進行を裏付けている。

また、青年100人あたりの高齢者数を示す老齢化指数は186.7で、前年より15.7ポイント上昇。2019年の122.3と比べて50%以上の増加だ。

世帯構造の変化も著しい。1人暮らし世帯は804万5000世帯で、一般世帯の36.1%を占めた。2人世帯を含めると、全体の65.1%が1~2人世帯。特にソウルでは1人暮らし世帯が39.9%に達し、全国で最も高い割合となっている。

反対に、4人以上の世帯は13万世帯減少した。世帯の分化が進む一方、平均世帯人数は2.19人と減少傾向にある。

(c)MONEYTODAY

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