
ライスバーガー100個の「ノーショー」(無断キャンセル)被害を受けた韓国・京畿道龍仁市(キョンギド・ヨンインシ)の飲食店主が、商品を近隣住民に無料で配布し、話題になっている。
このエピソードは中古取引アプリ「タングンマーケット」に「ライスバーガーを差し上げます」というタイトルで掲載された。投稿したのは龍仁の飲食店主で「団体注文で100個を受けたが、ノーショーに遭ったので無料配布中」と記した。
さらに「当店は地下鉄駅の裏道にある」と紹介し「気軽に取りに来てほしい。1人2個まで。連絡なしで大丈夫です」と案内。投稿は急速に拡散し、間もなく「配布終了」となった。
ネット上では「100個とは、店主は涙が出る思いだろう」「最近はノーショーが多すぎる。必ず先払いにすべきだ」「うちの近所だったらお金を払って買いに行っていた」などの声が相次いだ。
だが、現行法でノーショー行為を法的に罰するのは容易ではない。
この問題に詳しいキム・ミンヘ弁護士は、最近YTNラジオ「事件Xファイル」に出演し「ノーショーは業者を欺くものだが、予約者が何らかの利益を得るわけではないので詐欺罪に問えない。業務妨害罪も故意性の立証が必要で簡単ではない」と説明した。
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