
走行中の空港バスの運転手が両手をハンドルから離してスマートフォンを操作する様子を捉えた映像が、10日に放送された韓国JTBCの情報番組「事件班長」で報道された。映像はバスの乗客が撮影したもので一部始終を捉えていた。
映像によると、バス運転手はスマートフォンを片手に持ち、画面を凝視。その後両手をハンドルから離し、文字を入力し始めた。さらには外の風景をスマートフォンで撮影し、SNSなどに投稿したとみられている。
乗客は「明らかに運転よりスマホに集中していた。あまりにも危険だったので動画を撮ってバス会社に通報した」と話している。

この事態を受け、バス運行会社は「違反は明白。昨日付で退職させた。再発防止のため安全教育をさらに強化する」とコメントした。
インターネット上では「解雇は当然の対応だ。他社でも運転させるべきではない」「乗客の命を軽視している」「命を懸けたギャンブルのような行為」といった非難が相次いだ。
韓国ではバスやタクシーなどの運転手が運転中にスマートフォンを使用すると旅客自動車運輸事業法違反で最大500万ウォン(約53万円)の過料が科される可能性がある。
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