
タイ・パタヤの飲食店で7月11日未明、韓国人観光客のグループが激しい殴り合いを繰り広げ、現場が一時騒然となった。この様子を収めた動画がSNS上に出回り、波紋を広げている。
タイ現地メディア「パタヤニュース」によると、事件が起きたのは11日午前3時30分ごろ。パタヤ市ナクルア地区にあるタイ風の鍋料理と焼き豚を提供する屋外レストランで、韓国人男性観光客らが互いに激しく殴り合いを始めたという。
一行は同じテーブルで食事をしていた仲間同士だったが、何らかの口論が激化し、乱闘に発展した。暴力行為により店内は混乱に包まれ、周囲の他の客にも被害が及んだ。

通報を受けて出動したパタヤ警察は、暴行に関与した韓国人観光客4人をその場で拘束。警察の調べによれば、彼らは互いに知人関係で、現場での飲食中に口論が発生したとされる。
その後、レストラン側は被害を受けた備品の修理費および未払いの飲食代として、総額10万バーツ(約45万円)の損害賠償を請求。観光客側はこれを全額支払うことで合意した。
警察は4人を「公衆の場での乱闘」容疑で立件し、罰金刑を科した上で釈放した。
この事件はオンライン上でも話題となり、観光地パタヤにおける外国人観光客の行動や地域ビジネスへの悪影響についての議論を呼んでいる。現地メディアは、こうした事態が観光イメージの悪化や商業的損失につながりかねないと警鐘を鳴らしている。
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