2025 年 7月 19日 (土)
ホーム社会「中絶すれば結婚する」約束を反故、音信不通に…韓国・20代女性が“3億ウォンの違約金”を求め提訴検討

「中絶すれば結婚する」約束を反故、音信不通に…韓国・20代女性が“3億ウォンの違約金”を求め提訴検討

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「中絶すれば結婚する」という言葉を信じて妊娠中絶手術を受けた韓国の20代女性がYTNラジオの番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」で、約束を反故(ほご)にした男に対応する方法を相談した。男性は「3カ月以内に結婚しなければ違約金3億ウォンを支払う」という約定書に署名したが、「強要された」として無効を主張しているという。

女性は、経済状況の厳しい家庭に育った。母は早くに家を出て、父が一人で生活を支えた。高校を卒業してすぐに働き始めた女性は、友人たちと出かけた海辺で10歳年上の男と出会い、その夜に関係を持った。

その後は疎遠になっていたが、体調に異変を感じて検査を受けたところ妊娠が分かった。だが、男は「本当に俺の子か?中絶してくれ。責任は取れない」と突き放した。

困り果てた女性は父親に相談。父親は男に「責任を取って結婚するか、損害に見合う補償をしろ。約定書を書け。応じないなら中絶はさせない」と詰め寄った。その結果、男は「3カ月以内に結婚する。破ったら違約金3億ウォン(約3180万円)を支払う」と記載した約定書に署名した。

しかし、中絶手術が済むと男は「結婚相手は別にいる。あの書類は強要されたから無効だ」と言い、連絡を絶った。

女性は「あまりにも悔しい。結婚を要求すべきか、それとも3億ウォンを請求すべきか。何から始めていいか分からない」と胸の内を明かした。

番組のキム・ミル弁護士は「婚約破棄による損害賠償請求は難しいが、約定書に基づいた損害賠償請求は可能だ」と説明。「相手が強要だと主張しても、暴力や監禁でもない限り、金額は別として合意の無効は認められにくい」と指摘した。

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