2025 年 7月 11日 (金)
ホーム政治韓国・尹錫悦前大統領、エアコンなしの独房に収監…初の食事は「ミニチーズパン」など200円程度?

韓国・尹錫悦前大統領、エアコンなしの独房に収監…初の食事は「ミニチーズパン」など200円程度?

ソウル拘置所へ移送される韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領(c)news1

韓国での「非常戒厳」宣布をめぐる特別検察の捜査により再び拘束されたユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領が10日早朝にソウル拘置所で初めての収監生活を迎えた。拘置所では空調のない独房に入れられ、初めての朝食として「ミニチーズパン」など簡素なメニューを受け取った。

ユン前大統領は拘束令状が発付されたのを受けて、ただちに被疑者としての身分に転換された。身体検査とともに、拘置服への着替え、顔写真(いわゆるマグショット)撮影、指紋採取などの手続きを終えた後、約3坪(約10㎡)の独房に移された。

10日午前6時30分の起床時間までそのまま独居室に滞在したユン前大統領に対し、同日午前7時に提供された初の食事は「ミニチーズパン」「蒸しジャガイモと塩」「ミックスナッツ」「加工乳」だった。

法務省矯正本部が公開したソウル拘置所の7月の献立表によれば、同日の昼食は「味噌チゲ」「茶碗蒸し」「キュウリとタマネギの和え物」「白菜キムチ」、夕食には「豆もやしスープ」「コチュジャンプルコギ」「唐辛子と包み味噌」「白菜キムチ」が予定されている。

2025年基準で、ソウル拘置所の収容者1人当たりの1日食費は5201ウォン(約580円)で、1食あたり約1733ウォン(約193円)に設定されている。収容者には法令により1日2500キロカロリー以上の栄養価がある食事が提供されることになっている。

ユン前大統領は、今年3月8日に一度拘束され、100日余りで釈放されたが、今回124日ぶりに再拘束された。

拘束後初日の生活は、厳格な管理下での独房、限られた食事、冷房設備のない環境という、かつて国家元首だった人物にとっては過酷な条件となっている。

(c)news1

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