
韓国で7月に入り猛暑日が続く中、「シースルー」や「メッシュ」など透け感のある素材を用いた夏のファッションアイテムが大きな注目を集めている。
韓国の大手ファッション企業「LF」が展開するライフスタイル専門ECサイト「LFモール」によると、2025年6月の1カ月間で「メッシュ(Mesh)」という検索ワードの検索量は前年同月比217%増加した。また「シアー(Sheer)」は790%、「シースルー」は120%の増加を記録した。
冷房が効いた室内やビーチリゾートでの水着の上に羽織れる実用性と、スタイリッシュなルックスを兼ね備えたシースルー素材は、ファッション全体のカテゴリで人気を博している。
具体的には、LFが輸入販売するフランスのコンテンポラリーブランド「ヴァネッサブリューノ」と、スタイリストのチョン・ユンギ氏がコラボした「メッシュ長袖ニット」が、軽やかな着心地と洗練されたシルエットで初回入荷分を即完売。現在リオーダー(再生産)中だ。
ファッション通販サイト「Wコンセプト」では、6月の1カ月でシースルー、シアー、メッシュ素材のトップス販売が25%増加。「ハウトゥラブミー・クリアン・シースルーポケットシャツ」が9次リオーダー中で、「フロントロウ・シアーベルテッドシャツ」や「マンゴーマニプリーズ・ネフリネン・クロップニット」も人気を集めている。
イーランドリテールのレディースブランド「メルボン(MELBON)」のシースルーシリーズも好調だ。特に、これまで20~30代を中心に流行していたシースルースタイルを、上質な素材と落ち着いたシルエットで40~50代向けに再解釈し、代表商品の「シースルーシャツ」は現在11次リオーダーに入っている。他にも「シースルーボリュームジャンパー」(7次リオーダー)や「シースルーシャーリングジャンパー」(6次リオーダー)など、シリーズ全体で高い売り上げを記録している。
(c)NEWSIS