
消費文化の主流となった“推し買い”や“世界観消費”を重視する韓国のMZ世代(1980年代~2000年代初頭生まれ)から注目を集めている「オリーブヤング(CJ Olive Young)」は、日本のサンリオキャラクターとのコラボで、「好み」「推し心」「体験」の三拍子を揃えた展開を見せている。
その代表が「オリーブヤング×サンリオキャラクター TANNINGエディション」。ウェイクメイクとのコラボでは、夏向けメイク“ヘルシー&トスティ”をテーマに、人気キャラクター「ポチャッコ」が全面登場。アイパレットやクッション、ブラシ、パフ、マルチカラープライマーなど、計7アイテムを展開。かわいらしさと実用性を兼ね備え、争奪戦の末に再販リクエストが殺到した。
スキンケアでは、「ブリンググリーン×ポムポムプリン」が登場。アロエ97%スージングジェルとトラブルセラムのセットに、ポムポムプリンのヘアピンや冷蔵庫用マグネットクリップなど、お得感あふれるグッズが付き、手軽に“推し心”を満たせる。
さらに「フィリミリ×ハローキティ 天使&悪魔エディション」も登場。ハローキティが天使と悪魔に変身したデザインで、ヒーティングビューラーやアイブラシ、クッションパフ、ヘアピンといった日常的なビューティーツールを展開。キャラクターの世界観を深く感じさせるアイテムとして、ファンの間で“コレクションしたい推し品”となり、SNSで話題となっている。また、トラベルポーチ、スリープアイマスク、ハンドタオルなども展開され、ファンダム体験を提供している。
食品分野では、おやつブランド「ディライトプロジェクト」が、ベーグルチップやタンパク質シェイクにキャラクターアートを施し、ランダム封入のサンリオキャラクター“ディディブシール”(シール)付きパッケージを導入。集めて楽しめる仕様と、味・飲みごたえの満足感で注目されている。
オリーブヤング広報は、「IPコラボを通じて、消費者の“好み”“推し心”“体験”すべてに届き、ブランドへの没入度を高められた」と説明している。
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