2025 年 7月 2日 (水)
ホーム社会猛暑到来に「家飲み」需要増…韓国コンビニ各社“ひとり酒”おつまみで攻勢

猛暑到来に「家飲み」需要増…韓国コンビニ各社“ひとり酒”おつまみで攻勢

11月3日、釜山の海雲台海水浴場でビールを飲む外国人=GS25提供(c)news1

本格的な夏の暑さと物価高が重なり、外出を控えて自宅でビールを楽しむ「家飲み」需要が高まる中、コンビニ各社が手軽で価格も手頃なおつまみ商品の販売を強化している。特に1人でお酒を楽しむ“ホンスル族”(ひとり酒族)をターゲットに、関連商品の売り上げが急増している。

GSリテールが運営するコンビニGS25によると、6月1~21日の「おつまみカテゴリー」売り上げは前月同期比で27.4%増加した。猛暑を避けて自宅で簡単に飲酒を楽しむ人が増え、コスパの良いコンビニおつまみが好調となっている。

イーマート24でも、同月1~26日の冷蔵おつまみ売り上げが前月同期間比で12%増。セブンイレブンでも3月の同時期と比べて20%増加しており、猛暑だった6月20~21日の週末には、GS25での売り上げが平日(16~17日)比で72%も跳ね上がった。

おひとりさま需要と物価高が重なる中、コンビニ各社は低価格かつ手軽なおつまみ商品の拡充に注力。CUでは6月1~26日の期間で、前年度同期比15.6%の売り上げ増を記録。特に肉系おつまみ(ジャーキーなど)が18.2%、魚介乾物が14.7%、ホットバーが9.8%と、各カテゴリでまんべんなく伸びた。

GS25は居酒屋チェーン「トゥダリ」とコラボし、オリジナル味とスリラチャ味の「鶏皮揚げ」、ダブルチーズ味の「エビの頭揚げ」など、居酒屋風おつまみ3品を発売。6月17~23日の1週間の売り上げは、発売初週(5月14~20日)比でそれぞれ38.9%、35.5%、21.4%の増加となった。

イーマート24も「チャンチュンドン(奨忠洞)王チョッパル(豚足専門店)」と連携し、少量パック(100g)の「スライスもちもちピョニュク(ゆで豚スライス)」と「スライス骨なしチョッパル(豚足)」を販売。内容量を従来より60%以上減らし、一人前に最適化している。

CUは来月中に「マクバンソクスルメ(岩板焼き風スルメ)」「スルメ足」「干しアジ」「干し明太子」などの海産おつまみシリーズを発売予定。セブンイレブンも来月9日に「しっとりやわらかロングスルメ足」を投入する。

また、各社はプロモーションも開始。GS25は7月いっぱい、おつまみ12品を対象に「2個買うと1個無料(2+1)」セールを実施。セブンイレブンも小容量3品を2+1で、大容量のスルメ2品は2,000ウォンの割引販売をする。

業界関係者は「コンビニの“家飲み族”を狙い、家庭でも高品質なおつまみを楽しめるように、今後もさまざまなコラボ商品を展開していく」と述べた。

(c)news1

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