2025 年 7月 2日 (水)
ホームエンターテインメント3年で4億ウォン「上昇止まり」?…韓流歌手の不動産選びに陰り

3年で4億ウォン「上昇止まり」?…韓流歌手の不動産選びに陰り

歌手イ・ヒョリ(c)news1

韓国の歌手イ・ヒョリがソウル市龍山区の漢南洞(ハンナムドン)に保有していたビルを売却した後、中区新堂洞(シンダンドン)に新たに購入した建物は、3年間で約4億ウォンの値上がりにとどまったと推定される。現在、漢南洞の建物の時価は110億ウォンを超えており、新堂洞の物件と比べて明らかな差が出ている。

不動産仲介会社「ビルディングロード」によると、イ・ヒョリは2022年5月、新堂洞の城郭通り裏手にある地上4階・地下1階建て、2019年築のビルを個人名義で37億5000万ウォンで購入した。この建物は地下鉄3号線と6号線が交差する薬水駅から徒歩500メートルに位置し、住宅とオフィスが混在する商圏にある。

彼女はそれ以前の2019年に漢南洞の「グラマシービルディング」を58億200万ウォンで購入し、2022年に88億ウォンで売却して約30億ウォンの値上がり益を得た後、その資金で新堂洞の建物を取得した。登記上、債権最高額の記載がないことから、全額を自己資金で購入したものとみられる。

新堂洞の建物はやや高台に位置し、建物内部からソウル市内の眺望が開けているのが特徴で、背後には新羅ホテルの造園とソウル城郭通りを望むこともできる。新築で管理がしやすい点も利点とされる。

しかし投資の観点では、漢南洞の物件を保有し続けた方がはるかに大きな利益を得られた。イ・ヒョリが現在所有している新堂洞の建物の推定時価は約42億ウォンで、購入価格に比べ4億ウォンほどしか上昇していない。一方、売却済みの漢南洞ビルは現在の時価が114億ウォンに達するとの試算もある。

ビルディングロード不動産は「新堂洞はまだ商業地として活気がある地域ではなく、顕著な値上がりは見られない。ソウル市がこの地域をリモデリング活性化区域に指定し、駐車場の設置や城郭通りを軸とした外部流入の増加を図る計画があるため、将来的には期待できる地域だ」と話した。

(c)news1

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