2024 年 12月 26日 (木)
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8000億ウォンの企業価値を創出したカンパニービルダー、次はスタートアップビルダーへ

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韓国の“カンパニービルダー(Company Builder)”である「FAST TRACK ASIA(ファストトラックアジア)」が今年創立10周年を迎えた。同社は今後10年で“ユニコーンビルダー”になるというビジョンを明らかにしている。

カンパニービルダーとは――事業アイディアの開発▽創業者チームの構成▽事業モデルの具体化▽初期資金の投入――などを支援する会社を指す。共同創業の形でスタートアップを設立して成長すれば、分社後に持株会社として残る。

「FAST TRACK ASIA」は2012年、同社のパク・ジウン代表や「Chai Corporation」のシン・ヒョンソン代表、「B FACTORY」のノ・ジョンソク代表のほか、韓国内外の投資会社が集まって設立。「Atinum Investment」のイ・ミンジュ会長、「Wonder Holdings」のホ・ミン代表ら成功した企業家約20人を株主として迎えた。

これまでに育て上げた会社の価値総合は約8000億ウォン。親会社・パートナー社の累積投資誘致金額は約1600億ウォンに上る。大型Exit(投資金回収)事例は2016年、SKプラネットに売却した「HELLO NATURE」、2017年に「Delivery Hero」(現ヨギヨ)に売却した「FOODFLY」などだ。

さらに、2014年に設立した成人教育企業「DAY 1 COMPANY」、2015年に開始した共有オフィス「FAST FIVE」は、それぞれの市場で常に先頭を走っている。投資専門会社としては「Fast Investment」と「Fast Ventures」を設立し、運営している。

「FAST TRACK ASIA」はユニコーンビルダーになるため、より大きな規模の投資に焦点を合わせることにした。創業者としてのリスクを減らし、より長期的な観点から事業を営むことができるプラットフォームとして多様な役割を持続していくという構想だ。

10年前には馴染みのなかったカンパニービルダーモデルを導入し、11社を設立・運営しながら投資を続けてきたパク・ジウン代表から同社の今後10年に聞いてみた。

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