
韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領と米国のトランプ大統領による初の韓米首脳会談が8月25日前後に開催される可能性が高まる。そんななか、イ・ジェミョン大統領の初訪米に同行する経済使節団の顔ぶれに注目が集まっている。
通常、大統領の海外歴訪には経済使節団が編成されるが、今回は会談までの日程が非常に短く、イ・ジェミョン政権の「実用外交」路線もあって、大規模ではなく、韓米造船協力事業「MASGA(Make Alliance Shipbuilding Great Again)」関連企業や対米投資を進める主要企業トップ中心の小規模構成になるとの見方が出ている。
与野党関係者によれば、両国は首脳会談の日程を最終調整中で、詳細な動線や公式発表にはまだ時間を要する。トランプ大統領は7月、韓米通商交渉の妥結を公表する際、「対米投資額は2週間以内にホワイトハウスでの会談時に発表する」と述べており、随行企業の人選は米国投資計画と密接に関連するとみられる。
経済界では、時間的制約から従来型の大規模団は難しいとの見方が強い。過去は1~2カ月前から準備を進めてきたが、今回はその余裕がないため、MASGA参加企業や対米投資予定企業のトップが中心になる可能性が高い。
候補としては、MASGAの核心を担うハンファグループのキム・ドングァン(金東官)副会長、米訪問経験のあるサムスン電子のイ・ジェヨン(李在鎔)会長、現代自動車グループのチョン・ウィソン(鄭義宣)会長、大韓商工会議所会頭のチェ・テウォン(崔泰源)SKグループ会長、LGグループのク・グァンモ(具光謨)会長らが挙がっている。
経済団体関係者は「まだ経済使節団の動きはないが、会談日程が固まれば協議が始まるだろう。政府が現実的に適切な規模で準備するのではないか」と述べた。
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