2024 年 5月 26日 (日)
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8日で家一軒…2年後119兆「3Dプリンティング市場」 (下)

CAL3Dプリンティング方式(写真=UCバークレー)

◇SLS方式利用ブリズム…チタンオーダーメイドメガネフレーム

3つのプリンティング技術のいずれも長所と短所がはっきりしており、使われる領域がそれぞれ違う。技術難易度の低いFDM方式は多様な分野に使われている。その中でも最近目を引く産業群は建築だ。

米3Dプリンティング専門企業アイコンは昨年10月、米テキサス州オースティンに3Dプリンティング住宅100軒を供給すると明らかにした。アイコンの建築用3Dプリンターである「バルカン(Vulcan)」は積層方式を用いる。3Dプリントに連結されたホースでコンクリートを歯磨き粉のように絞り出して住宅内外部の壁を作る。

2000平方フィート(約185.81平方メートル)の住宅内外部の壁を作るのに8日で十分だ。建築に必要な人材も既存の4分の1レベルの3人で十分だ。コスト削減効果が大きい。

3Dプリンターを活用して個人オーダーメード型メガネを作る国内スタートアップブリズム(VRISM)はSLS方式を利用する。

◇数秒でさっと印刷する3Dプリンター…パラダイムシフト

3Dプリンティング技術は進化を続けている。2017年、ローレンス・リバーモア国立研究所(LLNL)と米カリフォルニア州立大バークレーで発表したコンピュータ軸リソグラフィ(CAL)3Dプリンティング技術が代表的だ。

CALは、一層ずつ積み上げていく従来の積層方式の3Dプリンティング技術とは全く違う。液体化光硬化性レジンが入った容器に3Dイメージを数回打ち込む方式で出力物を一度に取り出す。レジンが入った容器が一定速度で回転すれば、その度に適切な3Dイメージを打ち込むことが重要だ。

CAL方式で出力した時の最大の長所は速い出力速度だ。何層も積む過程が必要ないため、出力速度がそれだけ速い。CALが出力物を取り出すのにかかる時間は数秒に過ぎない。3Dプリンティング商業化の最大の障害物である出力速度を大幅に減らした。

CAL研究に共に参加したスタートアップゾロ(Xolo)は2020年末、CAL技術を適用した3Dプリンター「ジュブ」(Xube)を発売した。まだ出力サイズも小さく精密度も劣る。しかし、圧倒的な出力速度は3Dプリンティングに対するパラダイムを転換する新技術として関心が集中している。

©MONEYTODAY

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