
韓国軍で7月の1カ月間、1日1件の割合で性犯罪が発生したことが判明した。先月から警察が軍の性犯罪を捜査するようにした軍事裁判所法の改正法が施行されたが、性犯罪は減っていない。
与党「国民の力」のキム・ウン議員が今月9日、警察庁から受け取った「警察移管対象軍人犯罪現況」によると、先月1~31日に警察が把握した軍人の性犯罪は32件だった。
警察関係者によると、軍の性犯罪の場合、軍が事件発生を通知したり、警察で認知したりした事件を指す。同関係者は「発生後、直ちに捜査に着手した」と話している。
軍に関しては先月から、3大犯罪(軍の性的暴力犯罪/死亡したり死亡の原因となる犯罪/入隊前の犯罪)は、軍ではなく、通常の司法機関で捜査と裁判を担当する。セクハラ被害にあった末に自殺した中佐の事件を契機に、韓国では軍事裁判所法が改正されている。
©MONEYTODAY