韓国のあるオンラインコミュニティで31日、40代の若さで清掃員として人生の第2幕を開いた男性の話が掲載され、話題になっている。
清掃員Aさんは、知人の勧めで昨年1月、この仕事を始めたという。
明け方の時間帯の勤務がきついそうだ。「午前4時から勤務が始まりますが、歓楽街や繁華街には吸殻や使い捨てプラスチックコップなどゴミがいっぱい。食べ残しの弁当、嘔吐したあとまで片付けなければなりません」
通常、1日2万歩以上も歩くそうだ。消費カロリーも900~1000Kcalという。「体力的なことも常に考える必要があります。だから、最近の清掃員をみれば、ほとんどが若い人。私の地域だけでも大部分が30~40代です。今年は20代も2人採用されました」
きつい労働にもかかわらず、彼がこの仕事を続ける理由は、やはり高い給与だ。「1年目だが、年俸5000万ウォン(約483万円)は軽く超えます。月給のほかに賞与や福祉などの措置もあり、暮らしの質が大きく変わりました」
一方で、Aさんは清掃員としてのやりがいも口にした。
「ただ単に道に落ちたゴミを片付けるという仕事ではありません。市民が常に、きれいな歩道を行き来できる環境を整えるという『公共サービスの提供』という考えで仕事をしています。ゴミだらけの街を掃除し、それを振り返って見る。きれいになった街並みに満足感を覚えながら、今日も掃除をしています」
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