2025 年 8月 14日 (木)
ホーム社会40年の友情が一夜で崩壊…韓国・親友に飲酒運転させられ、職を失った男の告白

40年の友情が一夜で崩壊…韓国・親友に飲酒運転させられ、職を失った男の告白

(c)news1

今月4日に放送された韓国のTV番組「事件班長」で、40年来の親友に飲酒運転をさせられ、生活の糧を失った40代男性の実話が紹介された。

男性には幼稚園に入る前から親友がいた。男性は土木作業や配達など仕事を転々としていたが、親友が学費を工面できない時には全財産を投げ出して大学中退の危機を救った。

その後、男性は事業に失敗。住む家も失った。そこでその親友に「100万ウォン(約11万円)だけ貸してほしい」と頼んだが、「余裕がない」と断られた。親友が直後に済州島(チェジュド)へゴルフ旅行に出かけていたことを後に知った。

男性はバイク配達中、事故に遭った時に受け取った示談金を親友に預けていた。しかし、親友はその金を酒に使ってしまい、結局半分しか返ってこなかった。それでも男性は関係を断ち切らなかった。

「久しぶりに一杯やろう」と誘われて再会。少し打ち解けたが、2次会を断ると相手は突然不機嫌になった。帰りに「路地の入り口までで車を動かしてくれ」と頼まれたが、男性も酒を飲んでいたので断った。だが、親友は「お前はそんなに飲んでないだろ。ここでは代行も呼べない」と強引だった。

しぶしぶ車を少し運転した男性に、その後すぐ電話がかかってきた。親友が「今、お前を飲酒運転で通報した」と言うのだ。おかげで男性は飲酒運転で免許停止処分となり、配達や代行業が続けられなくなった。

親友は謝罪するでもなく、周囲には男性が自分の判断で運転したと吹聴しているらしい。男性は「示談金も返ってこず、信頼も人生も裏切られた」と涙ながらに語った。

番組のパク・ジフン弁護士は「示談金の使用は横領罪に該当する可能性がある。飲酒運転もそそのかしたとすれば教唆罪が成立しうる」と指摘した。

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