
「午前3時半に到着しました。アメリカで食べた味が忘れられなくて、早朝から来ました」
10月15日午前、ソウル市江南区清潭のカフェスペース「スケジュール清潭」前。米国西海岸を代表する人気ハンバーガーチェーン「In-N-Out Burger(イン・アンド・アウト・バーガー)」のポップアップストアを待つ行列が、夜明け前からできていた。
先頭に並んだ2001年生まれの男性は「限定販売だと聞いて、逃したくなかった」と笑顔を見せた。午前10時40分時点で、待機列は建物前から2ブロック先まで300メートル以上続いていた。
キャンプ用の椅子を持参した人、スマートフォンで「認証ショット」を撮る人らで現場は熱気に包まれ、MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)をはじめ、軍人、外国人、中高年層まで幅広い客層が一列に並んだ。
1948年に米カリフォルニアでハリー&エスター・スナイダー夫妻が創業したIn-N-Out Burgerは、新鮮な素材とシンプルなメニューで知られる「アメリカ西海岸の国民的バーガー」。「シェイクシャック」「ファイブガイズ」と並ぶ“アメリカ三大バーガー”の一角とされる。
ただ全店舗を直営で運営する方針を貫いており、海外展開には極めて慎重だ。そのため韓国でも店舗ではなく、ポップアップストアの形でのみ登場している。今回の営業は午前11時から午後3時までのわずか4時間限定だった。
大学生のイ・ジョンムンさん(22)は「アメリカ三大バーガーの中でIn-N-Out Burgerだけがまだ韓国に進出していない。昨日ポップアップのニュースを見て、すぐにアラームをセットした」と語った。
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