海上自衛隊の護衛艦が今月末、韓国主催の多国間訓練に参加する。その際、海自が掲げる「旭日旗」に関連して、韓国・誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授が、「旭日旗は“戦犯旗”である」と知らせるメールを、日韓を除く4カ国の海軍関係者に送ったことを明らかにした。
その中でソ・ギョンドク氏は「日本の海上自衛隊護衛艦が旭日旗を掲揚したまま釜山港に入港する」と“危機感”をあらわにした。さらに「日本の『自衛艦旗』は、過去の帝国主義と軍国主義を象徴する『旭日旗』であり、ナチス・ドイツのシンボルと同様の『戦犯旗』だ」と強調した。
そのうえで、日本について「これまで旭日旗を堂々と使用し、アジアの人々に戦争の恐怖を想起させる没常識な行動を常に取っている」と指摘している。
今回の訓練は大量破壊兵器の拡散防止を目的に今月31日、日韓米にオーストラリアなどを加えた計6カ国が参加して、済州(チェジュ)島の周辺海域で実施する。
韓国は旭日旗の使用について「日本軍国主義の象徴」として自粛を求めたことがある。
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