韓国のオンラインブランドプラットフォーム業界がオン・オフラインの相乗効果を十分享受している。オンラインを基盤としたプラットフォーム会社が消費者との接点を広げるためにオフラインにも進出し、売り上げを激増させている。
このうち「バラン(BALAAN)」はオフライン売り場「コネクテッドストア」のオープン約4カ月で取引額が19倍ほど跳ね上がった。同社のコネクテッドストアではQRコードで商品をスキャンした後、バランアプリを通じて決済して商品を購入することができる。
取引額はオフライン売り場でアプリを通じて決済した額であり、オープン当時の今年7月末には7000万ウォン(約735万円)程度だったバランコネクテッドストアの取引額は11月には13億ウォン(約1億3646万円)に急増した。
バラン関係者は「オン・オフラインが連携した売り場で、ラグジュアリーショッピング経験を広めた。経験を重視するMZ世代(1980年代半ばから2010年ごろまでに生まれた世代)の顧客だけでなく、合理的な消費を指向する30~40代顧客の訪問、購入を引き出した」と説明した。
オフラインに進出したプラットフォームはバランだけではない。マストイット(MUSTIT)は昨年末、ソウル・狎鴎亭(アックジョン)に業界初のショールーム型売り場をオープンした。また今月は龍山区(ヨンサング)の龍山アイパークモールにポップアップストアを運営した。
マストイットは12月16~18日に開いたアイパークモールポップアップストアイベントで、計1億2000万ウォン(約1260万円)規模の売り上げを達成した。約300件が取り引きされ、客単価は40万ウォン台だ。
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