
韓国の30歳の女性が父親から頰にキスをされたことについて、友人から「奇怪だ」と言われ傷ついた――。こんなエピソードが10月29日に放送されたJTBCの番組「事件班長」で紹介された。
女性は遅くに授かった一人娘として溺愛され、両親から“お姫様”と呼ばれて育った。望むものは何でも買ってもらった。
一方で過度な干渉も。たとえば中学に入る頃、父親が女性の手の甲にキスをするようになった。タバコを吸っていないか確認するためだ。また、大学まで往復3時間の通学に耐えかねて一人暮らしを希望したが、両親は「物騒だ」として許してくれなかった。
ある日、女性と友人が深夜まで酒を飲んでいた際、迎えに来た父親が「お姫様」と呼び、女性の頰にキスをした。友人は翌日、女性との電話で「昨日の光景はとても奇怪だった。10歳の子どもじゃあるまいし。普段からキスされてるの?」と言った。
女性が「たまに愛情表現としてするだけ」と答えると、友人は「前に親のせいで一人暮らしができないって言ってたときから少し変だと思ってた」と返した。
これに対して女性は「奇怪という表現に傷ついた。今後はやめるよう言うべきか」と悩んでいる。
ネット上では「親にとって子どもは何歳でも赤ちゃん。親になれば分かる」「文化の違いだ。家族間のスキンシップは自由」「愛情表現も大切だけど、成人した子どもの自立も尊重すべきだ」など、さまざまな意見が飛び交っている。
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