
中東情勢の影響による原油高が続く中、ソウル市は5日、市民の交通費負担を軽減し公共交通の利用を促す対策を発表した。
それによると、4月から6月までの3カ月間、「気候同行カード」の30日券利用者に対し、毎月3万ウォン(約3300円)を還元する。3カ月連続で利用すれば、最大9万ウォン(約9900円)のペイバックを受けられる仕組みだ。
ソウル市はすでに、同カードの新規利用者を対象に10%のマイレージ還元策を打ち出しており、今回の措置はその追加対策となる。
「気候同行カード」は、一定額を支払えば地下鉄やバスに加え、公共自転車や水上バスなども無制限で利用できる統合型の定期券。これまで月20日以上利用する場合にメリットが大きかったが、今回の施策により実質半額水準で利用できることになる。
市は、これにより自家用車利用者やフリーランス、学生などにも利用を広げ、月間利用者数が最大100万人規模に増えると見込んでいる。
還元対象は、期間中に30日券を購入し、期限まで使い切ったソウル市民。利用履歴を確認したうえで、6月以降に順次還元する予定だ。一方、途中解約や未使用分がある場合、短期券利用者、個人確認ができないカード利用者などは対象外となる。
オ・セフン(呉世勲)市長は「世界水準の公共交通インフラを活用し、強力な交通費軽減策で市民の負担を減らすとともに、エネルギー節約にもつなげたい」と述べ、「国家的な危機克服に向け、首都ソウルとして先頭に立つ」と強調した。
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