今年4月に再オープンした韓国のソーシャルメディア「サイワールド(cyworld)」について、月間利用者数のデータ分析ソリューション「モバイルインデックス」と、「サイワールドジェット」の推定値が大きく異なるため、注目を集めている。
モバイルインデックスによると、4月2日に発売されたサイワールドアプリのMAU(Monthly Active Users:月間アクティブ利用者)は294万人、新規インストール件数は287万件を記録した。サービス初期の実績としては悪くない成績だが、運営会社のサイワールドジェットは直ちに反論した。独自に集計したサイワールドMAUは830万人で、モバイルインデックスの推定値とは大きな差があるという説明だ。
サイワールドジェットはモバイルインデックス運営会社アイジーエイワークス(IGAWorks)に、代表取締役名義の法的文書を送り、データ訂正を要求した。訂正しない場合、訴訟を提起するという内容も含まれている。
双方のMAUに差があるのは測定方式が違うからだ。
モバイルインデックスは4月2日~5月6日、1日平均4000万モバイル機器のデータ20億件(アンドロイド・iOS統合)を人工知能(AI)で分析し、MAUを推定したと説明する。月に1回以上アプリに接続した利用者のうち、重複アカウントを除いてDAU(Daily Active Users:一日当たりのアクティブ利用者)の総合値とは異なる。
一方、サイワールドジェットは▽休眠解除申請件数▽新規会員加入者数▽ログインできない待機者――を加えてMAUを算出した。重複アカウントを含めれば830万人で、これを除いても515万人に達する。
同社は「休眠解除や会員加入をするためにはサイワールドアプリをインストールして接続しなければならない。4月13日に休眠解除申請件数だけで300万件を越えたので、新規インストールが287万件などは話にならない」と指摘した。
©MONEYTODAY