2026 年 4月 6日 (月)
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23億ドル超プロジェクト始動…韓国SKイノベーション、ベトナムLNGで描く次世代エネルギー戦略

ベトナム・ゲアン省クインラップLNG発電事業の鳥瞰図(c)KOREA WAVE

韓国SKイノベーションは、ベトナムに建設予定の総事業費約23億ドル規模の超大型液化天然ガス(LNG)発電プロジェクトの事業者に選定され、グローバルLNG事業の外延拡大に本格的に乗り出す。

韓国メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ユンヒ記者の取材によると、SKイノベーションは19日、ベトナム国営石油ガスグループ(PVN)傘下の発電専門会社であるPVパワー、ベトナム企業NASUと結成したコンソーシアムが、ゲアン省政府から「クインラップLNG発電事業」の事業者に選定されたと明らかにした。

この事業は、ハノイの南220km地点にあるゲアン省クインラップ地域に、1500メガワット(MW)級のガス複合火力発電所、25万m3級のLNGターミナル、専用港湾を同時に建設する大規模インフラ構築プロジェクト。

SKイノベーションは、ベトナムの有力国営発電会社であるPVパワーおよび現地企業NASUとコンソーシアムを組み、事業に参加する。来年着工し、2030年にターミナルと発電所を完工することを目標としている。

現地発電事業への理解度が高いパートナーとの協業を通じて事業の安定性を確保し、SKのLNG発電事業の運営経験および自社が直接保有する北米・豪州のガス田などグローバルLNGバリューチェーンの能力を加え、相乗効果を生み出したい考え。

SKは、クインラップLNGターミナル構築後、周辺地域の発電所などにガスを供給するハブターミナルとして拡大運営する案も構想している。ハブターミナルの活用により、事業効率の向上、プロジェクト推進日程の短縮、エネルギー供給の適時性確保などの効果も期待される。

SKイノベーションは過去4年間、ベトナム政府と共同研究などを通じて、ベトナムの産業化とカーボンニュートラル達成を同時に後押しできる長期ロードマップを策定した。

石炭・水力中心の電源構造を持つベトナムは、最近の急激な産業化と人口増加により、慢性的な電力不足問題に悩まされている。しかし、環境汚染や気候異常などにより、石炭・水力による電力拡充を短期間で推進することが難しい状況である。

これに対しSKイノベーションは、まずLNGで電力供給を賄い、長期的には無炭素電源へ転換を推進するという代案を提示した。これにより、喫緊の電力不足問題を解消すると同時に産業化を促進する段階的解決策を考案したのである。LNG発電所周辺にSKグループが保有するAI・半導体などの事業能力を活用した高付加価値産業育成を支援するモデルもあわせて提示した。

(c)KOREA WAVE

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