韓国で来月から中国人観光客の訪問が本格化する見通しとなり、外食・宿泊など対面サービス業の回復傾向に弾みがつくか注目されている。
韓国銀行が2月27日公開した「BOKイシューノート:中国リオープニングが韓国経済に及ぼす影響」によると、中国人観光客数は2019年までは602万人に達したが、新型コロナウイルス感染拡大で昨年23万人にとどまった。だが今年は中国が経済活動を再開し、前年比9倍に達する196万人が韓国を訪れる見通しになっている。
中国人は世界観光市場のいわゆる「大物」と呼ばれている。韓国を訪問する際に消費する1人当たりの支出額が1689ドル(2019年)で、米国(1106ドル)や日本(675ドル)より高い。
韓国政府は中国からの入国者に対する短期ビザ発給を2月11日に再開した。入国後のPCR検査義務も3月1日解除のため、中国人客訪問が本格化するのも同月になるとみられる。
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