韓国のリセール業界がまた偽物騒ぎに巻き込まれた。
個人間のオンライン取引で購入が容易になり、偽物が混じる可能性が増えていると指摘されている。しかしリセール業者は「偽物の割合は全体の取引の中で微々たるレベルだ。いままで周囲の知り合いの間の中古取引に比べれば適正な管理と補償がなされている」と主張する。
韓国オンラインファッションストア「ムシンサ(MUSINSA)」の限定版マーケット「ソールドアウト(Soldout)」で先月販売されたナイキのスニーカーが、今月、限定版商品の取引プラットフォーム「クリーム(KREAM)」でニセ物と判定された。
この製品は、米ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)とナイキがコラボして作った限定版のスニーカーで、販売価格は約200万ウォンレベルだ。ソールドアウトはこのスニーカーが本物かどうか調べる。
一方、クリームが5月に販売した「アディダスイージーブースト350V2ベルーガリフレクティブ(Adidas Yeezy Boost 350 V2 Beluga Reflective)」がソールドアウトで偽物だと判定された。この製品の発売価格は約30万ウォンだが、リセールプラットフォームで40万ウォン台で取引されている。
クリームだけで1万6000足以上売れた人気製品だ。
クリームはこの製品の需要が高まって偽物が生産されていると判断し、購入者が持っている製品が偽物かどうか調べた。その結果、0.06%が偽物だと判明し、購買価格の3倍の補償をした。
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