
韓国の女性が3月26日、オンラインコミュニティに「義兄が私の愛犬を殺しました」というタイトルの投稿をした。2歳のおいっ子をかんだ愛犬を義兄が蹴り、死なせてしまったというのだ。
問題が起きたのは家族全員が集まっていた夕食後のこと。女性が姉と台所で片付けをしていた際、「クンクン」という犬の鳴き声に続いて「ドン」という衝撃音がした。同時に愛犬が空中を飛び、テレビにぶつかるのが目に入った。
女性が駆け寄ると犬は体を震わせて倒れていた。おいは泣いていて、義兄は無言で犬をにらみつけていた。病院に連れて行ったが、犬は内臓破裂、胸と首の骨が折れており死亡した。
義兄は「犬がうちの子をかんだ。指の傷が見えないのか」と怒りをあらわにしたが、おいの指は血も出ておらず、小さな傷ができた程度。詳しく確認すると、テレビを見ていた時においが犬の耳を強く引っ張り、驚いた犬が反射的に指をかんだのだことが分かった。
女性は「おいがけがをしたことは心が痛む。でも10年も一緒に暮らしてきた犬がそんなふうに命を落とすなんて、悔しくてたまらない」と話した。
おいはこれまでも犬に乱暴に接することがあったといい、女性は「そうした様子を知っていた義兄がもっと気を配るべきだった」と指摘。「かんだとしても、他にやりようがあったはず。なぜ殺すほど強く蹴る必要があったのか」と涙ながらに訴えた。
義兄は姉を通じて「子どもが攻撃されたと思い、とっさに足が出てしまった。殺すつもりはなかった」と弁明。「葬儀費用は全て負担し、一緒に見送りたい」と謝罪したという。それでも女性は「姉や義兄にはしばらく会いたくない。義兄から過剰反応だったと正面から謝ってほしい」と語った。
(c)NEWSIS