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結婚前に2度離婚していたことを隠し、学歴も偽っていた夫が別居中に生活費を入れなくなり、姿を消したというエピソードが14日の韓国YTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」で取り上げられた。妻が出演し、「自分の人生がこんな波乱万丈になるとは思わなかった」と語った。
妻は「結婚して半年過ぎたころ、夫がこそこそ電話をするようになり、不審に思って問い詰めると、以前に離婚歴があり、子どもまでいることがわかった」と打ち明けた。また、夫が大学卒というのはうそで、実家も地方なのに「ソウル」と偽っていたという。
妻は絶望の中で子どもを出産した。しかし、夫との衝突が絶えず、子どもが5歳の時に夫は家を出た。しばらくの間は送金があったが、子どもが中学生になるころ、それもストップ。連絡も完全に途絶えたという。
困窮した妻が夫との共有財産だった自宅を競売にかける過程で、夫の離婚歴が2回だったことを知った。妻は「夫との関係を整理する決意をした。夫がうそばかりついて結婚したことは婚姻無効の理由になるか? 慰謝料はどれくらい受け取れ、養育費を請求することは可能か?」と法律の専門家の意見を求めた。
出演した弁護士は「婚姻無効の理由にはなるが、その後も結婚生活を続けており、婚姻破綻の主な原因は夫の家出だ。だから婚姻無効が認められる可能性は低い」と指摘した。一方で「婚姻破綻の責任は夫にあるため慰謝料として2000万〜3000万ウォン(約220万〜330万円)程度を請求できるだろう。また、夫には子どもの養育費を支払う義務がある」と述べた。
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