韓国の企業で駐車料金を経費精算しない条件で毎月15万ウォン(約1万6500円)を受け取っていた社員が約2年間にわたって不正に駐車料金を精算していたことが発覚した。
韓国のオンラインコミュニティに20日、「会社駐車場を無断利用した社員は横領になるのか?」という投稿があった。それによると、投稿者の企業では駐車料金(月12万ウォン=約1万3200円)を払わない代わりにボーナスを支給していた。
ところが、問題の社員は会社の駐車場を無断で使用し、投稿者が業務で席を外したすきに備え付けのタブレットPCを操作して駐車料金を精算していた。
投稿者が過去3カ月分の精算履歴を確認すると、1日2万ウォン(約2200円)、1カ月で約40万ウォン(約4万4000円)の駐車料金が無断で精算されていた。こうした不正利用額は2年間で約960万ウォン(約105万6000円)に達するとみられる。
会社はその社員に2年間分のボーナスの返還を要求した。しかし、社員は「子どもの送り迎えのためやむを得なかった」「子どもを育てる費用が必要だった」と主張し、不満を示した。投稿者は「不正利用は横領に当たる。信頼を裏切られた」と話している。
ネットユーザーは「他の社員との公平性が損なわれる」「処罰を下すべきだ」「子どもを理由に不正を正当化するのは問題だ」といった厳しい意見を寄せている。
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