中国最高齢であるとともに非公認の世界最高齢者とされる中国人の阿麗米罕・色依提(アリミハン・セイティ)さんが16日、135歳で死去した。中国国営新華社通信が伝えた。
色依提さんは新疆ウイグル自治区に住むウイグル族で清時代の1886年6月25日に生まれとされる。中国政府が2013年に「中国最高齢」として登録したが、出生記録が確認できないという理由で、ギネス公認は受けられなかった。
第一次、第二次世界大戦に加え、1918年のスペイン風邪、現在の新型コロナウイルスに至るまで体験しており、歴史の生き証人といえる。約30年前の100歳のころにガンの診断を受けたが、1年で完治したそうだ。
孫は「祖母は私の家で安らかに眠りについた」「生前、とても単純で規則正しい日課を送っていた。いつも定時に食事し、近所の人とおしゃべりし、日光浴などが好きだった。たまにひ孫の面倒を見たりもした」と話している。
ギネスは1997年に122歳で死亡したフランスのジャンヌ・カルマンさんを「人類史上最長寿」に公認している。
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