ソウル・梨泰院(イテウォン)の雑踏事故を受け、ハン・ドクス(韓悳洙)首相は1日、外国メディア向け記者会見を開いた。ハン首相に対し、10カ国余り、50人余りの記者が30に上る質問を浴びせ、緊張した雰囲気に包まれた。
当初1時間の予定だった記者会見は、ハン首相が「質問がなくなるまで受ける」と言及したため、2時間20分ほど続いた。記者らは事故原因とイ・サンミン(李祥敏)行政安全相の発言をめぐる批判、警察の不十分な対応をはじめ、政府の責任、国家的システムについて質問を投げかけた。
ハン首相は「群衆管理(Crowd managemnet・クラウドマネジメント)に対する体系的な努力が足りなかった」として、徹底した原因調査と再発防止努力を約束した。
その一方で「主催者がいる行事と、ない行事に対する管理の違い」をはじめ「韓国は安全な国」という点を強調したり、「警察捜査と内部監察などの調査結果を待ってほしい」という原則的な回答を繰り返したりして、海外メディアからは批判の込められた質問が相次いだ。
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