ソウル市電子商取引センターは8日、オンライン仲介モール（オープンマーケット）を通じて取引されているゴルフやベビー、アウトドアなど展示会の展示商品を割引販売すると装った詐欺の被害が急増しているとして消費者に注意を呼び掛けた。3月14日から5月31日の間、センターに相談があった被害は132件で総額4193万ウォン（約448万円）に上るという。
詐欺の手口はオープンマーケットに商品を安い価格でアップし、決済させた後、在庫切れや追加割引などを理由に消費者を直営オンラインモールに誘導して現金で決済させ、連絡を断つのが典型的な手口だという。
オンライン仲介モールで今年4月、ある消費者がゴルフ用品展示会の展示商品を割引販売しているのを見つけ、すぐに購入した。しかし、決済後に品切れで注文が取り消され、同一金額で購入できる他のオンラインモールを紹介された。そこで商品を注文し、120万4000ウォン（約12万9000円）を入金したが、翌日から店側と連絡がつかなくなった。
センター関係者は「オープンマーケットを通じた家電製品の詐欺が報道などで知られるようになったため、ゴルフやベビー、キャンプなどの用品に品目を変えて消費者を誘引している」と指摘している。
特に最近、詐欺サイトはカード決済を選択すると「在庫がすべてなくなった」と表示され、顧客センター、または1対1の問い合わせ案内画面を表示して現金決済に誘導する場合があるという。
チョン・ドクヨン市公正経済担当官は「オンライン仲介モールで注文した際、販売者が他のオンラインモールで現金購入するよう案内されたら取引を避けてほしい」と話した。
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