
韓国で刑事責任年齢に満たない「触法少年」による重大犯罪が増加する中、少年院に送致される子どもの年齢が急速に低下し、犯罪の凶悪化も進んでいることが明らかになった。特に性犯罪の増加が顕著で、社会的懸念が高まっている。
国会に提出された資料によると、少年院送致に相当する重い保護処分(8~10号)を受けた12歳の人数は、2021年の1人から2024年には22人へと急増した。数年で約22倍に増えた計算になる。
13歳も同様に増加傾向にあり、2024年には102人と初めて100人を超えた。2025年はやや減少したものの、高い水準が続いている。
本来この年齢層は保護と教育が重視される時期であり、少年院送致に至るケースの増加は、犯罪の低年齢化が深刻化している現状を示している。
犯罪の中でも特に目立つのが性犯罪の急増だ。触法少年による性暴力事件は、2021年の398件から2024年には883件へと倍増した。2025年も739件と高い水準を維持している。
少年院送致に至る事案でも性犯罪の割合は非常に高く、重大犯罪の中心となっている。
さらに、放火や薬物犯罪といった新たな傾向も確認されている。2025年には放火が81件発生し、強盗や薬物犯罪も報告されるなど、犯罪の種類が広がっている。
未成熟な年齢で他者の身体や財産を侵害する重大犯罪が繰り返されている点について、専門家は強い懸念を示している。
背景として、スマートフォンやインターネットの普及によるデジタル環境の影響が指摘されている。有害コンテンツへの接触や性情報への過剰な露出が、罪悪感の低下や犯罪行動につながっている可能性があるという。
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